日南・串間に立地する企業を紹介する連載企画「お仕事調査隊」。本日ご紹介するのは、日南市の東弁分に事務所と本社工場を構える「宮崎FCLコンポーネント株式会社」(以下、MFCL:MIYAZAKI FCL COMPONENTS LIMITED)です。昨年度もお話をお伺いしたMFCL。この1年でどんな変化があったのかや、実際に働いている人の担当業務についてお聞きしました!昨年度の取材記事はこちらから!今回の取材では、MFCLの総務・経理チームの谷口亜衣さん、設備開発・保全チームの中山裕貴さんのお二人にお話しを伺いました。谷口亜衣さん(左)と中山裕貴さん(右)1、宮崎FCLコンポーネント株式会社ってどんな会社?MFCLは1973年に長野県から日南市の誘致企業として進出された会社です。創業以来、産業機械や家電等に利用される「リレー」という電子部品を作っています。リレーとは・・・スイッチのオン・オフを行うための電子部品です。産業用ロボットなどの大型機械から、家電など私たちの生活に身近な小型機器まで、様々な場所で利用されています。私たちが日常的に家電製品を使えるのは、MFCLが作るリレーのおかげ、ということですね!MFCLでは約20種類程度のリレーを製造していますMFCLではおよそ360名の方が勤務されており、10代の若手社員から50代を超えるベテラン社員まで、幅広い年代の方が活躍されています。勤務されている方の約半分が日南出身!地元の方が多く勤務されている企業です。また、今年度からは外国人の雇用にも取り組まれており、2022年10月からはミャンマー国籍の方も勤務されています。電子部品を作っている会社のため、高校・大学等で工業系の専門的なスキルを学んだ方が多く働いてらっしゃいます。一方、部署によっては商業系など文系の学科出身の方も活躍されているそうです!2、実際にどんな業務を担当しているの?谷口さんと中山さんのお二人に、担当しているお仕事について教えていただきました!谷口さん:私は総務・経理チームにいます。10名ほどが所属する部署です。リレーを製造するラインに直接的に関わっているわけではなく、事務的な部分で製造現場の方々のサポートを行っています!中山さん:僕は15名ほどが所属する設備開発・保全チームで働いています。担当は工場が持っている機械設備の保全業務。リレーを製造する機械が正常に動くようにお手入れしたり、万が一不備が発生した時の修理などを行うことが仕事です。最近では、外部からPCで機器を管理できるよう、製造ラインのDX(デジタルトランスフォーメーション)にも取り組んでいます。製造ラインで不備が発生した時に、いつ、どこで、どんなエラーが起きているのか瞬時にわかるシステムの試運転を行ったりと、作業効率を改善するために試行錯誤しています。3、職場の雰囲気10代からベテランの方、そして海外の方も働いているとのことでした。様々な世代や価値観を持っている人が働いていらっしゃいますが、職場の雰囲気はどんな感じですか?谷口さん:ありきたりな表現になってしまいますが、アットホームで親しみやすい人が多いです!日南出身の方も多いので、おっとりした雰囲気があるかもしれません。笑中山さん:僕自身は2018年に入社したのですが、その当時から上司と飲みに行ったり、共通の趣味の話をしたり、オフの時は先輩後輩関係なく仲良く遊んでいます!仲の良い先輩がいると仕事の時も相談しやすくてありがたいですよね!実際に取材させていただいている時にも「撮るならカッコ良く撮ってよ!笑」と先輩がツッコんでくれたりと、関係性の良さが伝わってきました。4、働いて感じるやりがいや楽しさMFCLで働く上でのやりがいについてもお伺いしました。中山さん:幅広い分野で仕事ができることですね。現在取り組んでいるDX化がまさにそうです。おかげさまで多くの知識を手に入れることができるので、スキルが身につきます!工場勤務と聞くと一定の仕事を繰り返すイメージがありましたが、MFCLではそれに加えて新しいチャレンジもできるというところに魅力を感じました!また、総務・経理チームの谷口さんは、「自分たちが作った製品が、日本に限らず世界中のどこかで人の役に立っていると思うと、すごく誇らしいです」とおっしゃっていました。5、さいごにMFCLでは、高校生の新卒採用を行っています。また、中途採用に関しては一年を通していつでも行う、通年採用の形をとっています。事前に連絡をすれば、工場内の見学も可能とのことです!学生さんはもちろん、一般の方の見学も受け入れています。興味のある方は総務・総理チームまで連絡をお願いします!取材に対応いただいたMFCLの谷口さん、中山さん、本当にありがとうございました!