こんにちは。「ヤッチャの学校」4期生、ともきです!働き方や生き方が多様化する、VUCAの時代。そんな時代に生きる僕ら若者は、不安定な世の中で意思決定をしなくてはいけません。そんな中、日南市で出会ったSha Mal(シャマール)さんに僕は感銘を受けました。「不安定な世の中でも、自分の思うように生きる。誰かのためになることをする」「お金がなくたって、人はたくさんの繋がりに支えられて生きていける」シャマールさんからは、そんな「人はどうあるべきか」という話をお聞きすることができました。僕にはない考えを持った方で、刺激をたくさん受けたことを覚えています。そんなシャマールさんは、どんな人で、どういう人生を歩んできたのか、そして現代を生きる僕らに伝えたいこととは?そんなことを皆さんにも知っていただきたく、記事にしました。シャマールさんとは綺麗な白髪の「イケおじ」。そんな言葉がぴったりなシャマールさんは、宮崎県日南市下方で古物商やスマホ修理、格安SIMの代理店、Amazonの仲介業務など、幅広く活躍されている方です。出身は福岡県の北九州市小倉区。神奈川県内の大学を出た後、大手電気部品メーカーの営業マンとして働いていました。その後「子どもと過ごす時間を増やしたい」と考えて、退職。3年間を子どもとの時間に費やしました。3年後には外資系の保険関係の仕事に転職。順調に勤めていましたが、ある時から「時間にとらわれない自由な生き方をしてみたい」と思うようになります。以降「自由な生き方」を体現してきたシャマールさん。常識にとらわれず、思いの向くままに挑戦を続けてきたシャマールさんの半生を、3つの段階に分けてご紹介していきます。自由な生き方⑴「燃料は天ぷら油!?キャンピングカーの旅」シャマールさんはキャンピングカーを手に入れて日本を旅した時期があります。相棒のキャンピングカーは「どうせなら!」と思い立ち、天ぷら油で走れる車に改造。これだけでもすごいです。「天ぷら油を旅先で出会った人からもらわなければ旅は終わってしまう」というルールを課し、3年もの間、日本各地を旅しました。なんと8万キロも走ったそうです。果敢にチャレンジする姿勢から、大学で私が学んでいるアントレプレナー(起業家精神)を感じます。自由な生き方⑵「自給自足の生活に挑戦」キャンピングカーで旅をしている途中、シャマールさんは自給自足を実践している人や、福島原発事故の影響で移住する人たちと出会います。その時から「自身も自給自足の暮らしをしたい」と思うようになったそうです。後に地元の北九州市で、山を一棟持っているオーナーから場所を借り受け、自給自足の生活を始めました。しかし、次第に生活費に困るようになります。「どうしようか」と考えていた時、知人から軽トラと鉄板をもらったことがきっかけで、焼きそばの屋台を始めることにしました。私もお話を伺った時に、自慢の焼きそばを振る舞っていただきました。鉄板で出てきて、とても美味しかったです。本当に行動力と決断力がすごいと感じます。僕はお金がないと不安で仕方がありません。シャマールさんの自由奔放な生き方と決断力はなかなか真似できないですね。自由な生き方⑶「日南市でのこれから」日南に移住したきっかけは、2年前から流行り出したコロナウイルスの影響でした。屋台の営業機会が減ってしまったこと。さらに、キャンピングカーでの旅の途中でサーファーと出会ったことがきっかけで、宮崎県串間市でカフェとゲストハウスに泊まる機会がありました。その時に「宮崎はすごい良いところだ」と感じたのだそう。特に日南市から串間市にかけての海岸線のロケーションに惹かれ、「移住するなら日南だ」と決めていたそうです。今後はヨットでの生活や、自然いっぱいでゆーっくりとした場所で生活したいと考えているそうです。理想の場所は、いつか夢で見た地中海。本当にいい意味ではちゃめちゃな方ですよね(笑)そのため、移住資金を貯めているのだそうです。そんな、いわゆる普通ではないシャマールさんに、いくつか気になったことを尋ねてみました。ともき: なぜ日本を旅したり自給自足したりと、次々にチャレンジすることができるんでしょうか?シャマールさん:営業職の経験が生かされているかもしれません。常にチャレンジしたいと思っています。都会の贅沢な生活から外れて田舎暮らしにチャレンジしてみたかったことも原動力になりましたね。ともき:収入面での不安はありませんでしたか?シャマールさん:元々はお金持ちの生活をしてみたかったです。ただ、その生活から降りて「その日暮らし」でも生きていける力が欲しいと思い、そのために色々とトライしてみたかったんですよね。お金も「どうにかなるさ」の精神で、困ったら知り合いのところにお世話になったらいいんじゃないかって思っています。ともき:人とのつながりを大事にされていると感じます。シャマールさん: 一時期、自家製のクラフトビールを作っていて、それで物々交換の生活をしていました。「一緒に飲まない?」と誘い、ご飯を一緒に食べたり、温泉に一緒に行ったりしながら、交友を広げてきましたね。このように人に頼り、支え合いながら生きていくことは大事だと思います。自分の人生を自分で楽しくするために私自身、これからどういう働き方や生き方をしていこうかと考えることがあります。僕はシャマールさんとの対話の中で、どこかの企業に就職して会社員になるにしろ、フリーランスという選択肢にしろ、やはり経験が全てだなと感じました。転職が当たり前の時代になり、どこの企業も終身雇用制度がなくなってきています。一方で、自分のできることに見合った給料をもらうことが正しいと思うし、それ以上やそれ以下の給料をもらうことは間違っていると考えています。シャマールさんの話を聞いて、僕も周りの人の繋がりを大切にしながら、これからの人生を楽しく、やりたいことを思う存分にしっかりやっていこうと思いました。まだまだ日南には面白い方がたくさんいそうですね。会ってみたいなあ〜。以上、ヤッチャの学校4期生、ともきでした!